7月のトークリレーは講師に末田ロサーナ(すえだ ろさーな)さんを迎え、「インカ帝国&現代ペルー」についてお話を伺いました。

ペルーから来日して21年になるロサーナさんが、今日の“案内人”です。
「ペルー」と聞いて、思い浮かべるのは何ですか?
日本でもインカ帝国やマチュ・ピチュは有名ですね。
今回は、ペルーの音楽を聴きながらお話を伺いました。

南アメリカ大陸の国にスペイン語圏が多いのは、ご存知の通り、スペインに征服された歴史があるからです。
スペインは金やプラチナ等が豊富にあったインカ帝国を衰退させ、乗っ取りました。
それはそれは残酷な方法で。
残酷な歴史の渦中で奴隷となった黒人の人たちの料理はとても美味しく、今でも受け継がれているそうです。

イモ、豆、とうもろこし…種類だけでなく、色とりどり。果物も1年中あるそうです。
インカ帝国時代からある食べ物はカラダにいいものが多く、「食べれば、カラダにいいことが分かりますよ~♪」とのこと。

マチュ・ピチュは、標高約2500メートルに位置していて、そこまでどう石を運搬したのか?不思議です。
そして、積み上げている石は、紙1枚入らない、でも何かで接着した訳でもない!現代のテクノロジーでもできない石造りです。

小学生からも質問がありました。
「ペルーの遊びは?」
「日本の遊びとほとんど同じですよ~。じゃんけんも同じ。でも、日本人みたいに早くないけどね。(笑)」

あっという間の1時間越えとなりました。
日本から見れば地球の裏側、とても遠い国ですが、ロサーナさんのおかげで身近な国のように感じました。