3月の日曜サロン(トークリレー)では講師に張(ちょう)さんを迎え、中国の伝統的な民間工芸「剪纸(切り紙)」の体験教室を行いました。
張さんは幼い頃にご自身のお母さんが教えていた切り紙教室でお手伝いをされていたそうです。
剪纸には多様なデザインがあるのですが、今回は色紙を折りハサミで切る方法で作る作品を教えていただきました。
折ってから切ることで左右対称の絵柄になり、これを数枚貼り合わせて立体にすると一気に見栄え度があがります。
とっても素敵な作品になりました。
剪纸のデザインには、人々の願いや憧れ、動物や縁起の良いものが多く使われます。
今回作った
「双喜字」(【喜】の字が2つ)と呼ばれる中国では結婚式に欠かせないお祝いの文字や、
「春」の到来を喜ぶものなど、
漢字を使うデザインの物は特に、漢字の意味を通して長い長い歴史の中で中国の人々が大切にしてきた喜びを感じることができました。
国は違えど漢字を使う文化圏で生きている者同士、言葉にしなくても伝わることなのかもしれません。
ハサミと紙があればすぐに出来て、画用紙や包装紙を使って作るとまた違う雰囲気になるので、お家でも気軽に楽しめますね。
小さな子どもたちも一緒に手を動かし、総勢25名が和気藹々とした雰囲気の中での楽しい会になりました。
張さん、素敵な時間をありがとうございました。